肺炎の終末期ケアについてセミナーを開催しました!
- 目次
2023年2月24日
しあわせ探しの方程式!
〜肺炎の終末期ケアから紐解く〜
と題して学びLaboを開催しました!
企画・進行
慢性疾患看護専門看護師
三橋 啓太
講師
南砺市民病院
診療部 内科副部長
総合診療科副部長
家庭医療専門医
総合内科専門医
大浦 誠
企画・進行として三橋先生
講師として大浦先生にご登壇いただきました。
大浦先生の講義から学びLaboスタートです!
肺炎の終末期ケアについての講義
前半では、
- 誤嚥性肺炎のABCDEアプローチ
- 誤嚥性肺臓炎と誤嚥性肺炎の区別
- 事例
についてお話しいただきました!
後半部分のキーワードは、
- 終末期判断の視点と難しさ
- 倫理的ジレンマへのアプローチ
- コミュニケーション技術
- 緩和ケアの四則演算を使ったバランスモデル
- 医学的利益を軽視しない
などなど、濃縮された講義となりました!
終末期ケア専門士との対話
講義後には、参加された皆さんとの
対話の時間を設けています。
今回も様々な意見を共有できました。
白か黒か、二択か、という
単純な選択肢になりがちな世界の中で、
三択目、四択目を
『創り出す』という意識を持とう。
つなナラ=「つながり」と「ナラティブ」
での対話を大切に育てていく。
井戸端会議や雑相のなかに
核心を突くヒントが生まれやすい!
など、さまざまな気づきがあった
学びLaboでした!
おわりに
受講後のアンケートでは、
- 幸せを見失わないケアの引き算は難しいけど、逃げずに考えたいと思いました。
- 職場で行き詰っていたけれど、なんだかもやもやが晴れました。ACPやDNARというワードが飛び交う今の職場を、井戸端会議で変えてみたいと思いました!自分の頭もカチカチになっているので、自己分析をするいい機会でした!
- 三橋先生と大浦先生の、相手が色々話したくなるような話し方、解説の仕方、引き込み方。時間が短く感じて、もっと聞きたい!と思いました。
といった感想をいただきました。
日本終末期ケア協会では、
講義形式はもちろんのこと
参加した人が自分の思いや悩みを話すことで
明日へのヒントを得られるような
イベントを開催しています。
今後もさまざまな角度や方法から
学びの体験を作っていきたいと思います。
終末期ケア専門士の皆様の
ご参加をお待ちしております。
【終末期ケア専門士】について
終末期ケアを継続して学ぶ場は決して多くありません。
これからは医療・介護・多分野で『最後まで生きる』を支援する取り組みが必要です。
時代によって変化していく終末期ケア。その中で、変わるものと変わらないもの。終末期ケアにこそ、継続した学びが不可欠です。
「終末期ケア専門士」は臨床ケアにおけるスペシャリストです。
エビデンスに基づいた終末期ケアを学び、全人的ケアの担い手として、臨床での活躍が期待される専門士を目指します。
終末期ケア、緩和ケアのスキルアップを考えている方は、ぜひ受験をご検討ください。