【代表理事より】2023年もありがとうございました
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2023年もまもなく終わりを迎えようとしています。
みなさんにとってどんな1年になったでしょうか。
今年度はあらたに2720名の方が終末期ケア専門士認定試験に合格され、全国の終末期ケア専門士は合計9,548名となりました。
また、セミナーは1年を通して48回開催させていただきました!
ご登壇いただきました講師の先生方、そして、受講してくださった終末期ケア専門士の皆様に心より感謝いたします。
セミナーの活動を振り返って
セミナーでの皆様との交流を通して私が感じたことが2つあります。
一つは、終末期ケア専門士の皆様は『学びの意欲や成長したいという意欲を、自分自身で育てている』ということ。
ありふれた日常の中に人が変化できる機会って実はたくさんあります。
人との出会いもきっと少なくはないでしょう。
どれほどの機会があったとしても、自分で自分をあきらめてしまったり、過信してしまったりすると、その機会はただただ目の前を通り過ぎていく風景になってしまいます。
窓の外にうつる景色をみよう、その景色の意味を考えよう。
そして、人の言葉に心を傾け、新しい自分を受け入れてみよう。
そんな思いで終末期ケア専門士の皆さんが、自分自身を大切に育てているからこそ、こうした学びの場を続けることができるのです。
医療の世界も介護の世界も決して環境が整っているとは言えません。
毎日が目まぐるしく回っていく中で、理想の自分と現実の自分に苦しむこともあるでしょう。
反省をすることもあるし、落ち込むこともあると思います。
日常の中で、誰かに認めてもらえたり、元気が出たりする瞬間って決して多くはないけれど、セミナーによってみなさんの感情が少し色づけばうれしいです。
これからも、そんな思いで多様なセミナーをお届けしたいと思っています。
そしてもう一つ。
セミナー後のアンケートから頂く、たくさんのフィードバック。
必ずすべて目を通させていただいています。
これが私たち協会や講師にとっての大きな支えとなり、ときには、救いにもなっています。
いつも終末期ケア専門士の皆様から多くのギフトをいただいています。心より感謝申し上げます。
来年度も、皆さんにとって意義のある時間が創造できるよう、努めていきたいと思います。
来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
日本終末期ケア協会代表理事 岩谷真意