終末期ケア上級専門士とは|一般社団法人日本終末期ケア協会
組織運営・教育など
チームマネジメントにおける
役割モデル

「終末期ケア上級専門士」

終末期ケア上級専門士とは

終末期ケアの学識や知識の習得だけにとどまらず、チームマネジメントにも力を発揮できる役割モデルを目指す資格です。
チーム管理・下位者教育などを通して、組織と人を「育む人」を育成します。

終末期ケア上級専門士
3つのポイント

  • POINT
    01

    自施設での勉強会開催をサポート

    終末期ケア上級専門士は、自施設で勉強会を実施するときに当協会の講義システムを利用できるようになります。この講義システムは、終末期ケア専門士の公式テキストを基にした項目で構成されています。資料をわざわざ1から作ることなく、自施設のケアの底上げを目指すことができます。

    終末期ケア上級専門士が講義をするための研修会も開催するため、自分自身の学びの確認にもなるでしょう。
    職場での活躍の場を広げ、終末期ケア上級専門士として終末期ケアを学ぼうとする仲間を支援する存在になります。

  • POINT
    02

    あなた自身も発信者になれる

    当協会は、いろんな職種がお互いに教え合い、学び合える環境を作りたいと考えています。その機会を作る一環として、希望に応じて、当協会の運営サポーターとなることができます。

    • ・JTCAゼミの執筆
    • ・協会公式イベントのサポート(企画・運営・ファシリテーターなど)
    • ・その他、プロジェクトメンバー

    現場では体験できない活動に携わることで、医療や介護以外の業種の方とも出会うことができ、視野が広がります。執筆に必要な知識、コミュニティ運営に必要なファシリテーターのスキルなどは、現場にも役立てることができます。

    もちろん、活動に対する予算を受け取ることもできます。予算には、活動される方の活動費も含まれています。

    当協会には顧問弁護士や顧問社労士、顧問税理士もおり、あなたが発信者となっていくうえでのサポートをいたします。そこで得た知識は仕事をする上であなたの大きな力となります。
    これからの時代、専門職の働き方は多様化していかなければいけません。現場で得たことを社会に落とし込んでいく仕組みが必要です。

    それが受け入れられる土壌を作っていくことも自分たちの価値を高める一歩となります。

  • POINT
    03

    自主勉強会の企画・開催ができる

    終末期ケア上級専門士どうしでつながりながら、自分たちで勉強会を企画・開催することができます。皆さんも何か現場で困ったときに、異なる職種の方に質問し、学ばせてもらった経験があるのではないでしょうか。専門的でコアな内容ではなくても、日常の「あれ?」のヒントを見つける場所を自分たちで作ることができます。
    あなたの知識を「知りたいひと」がいます。あなたの知りたいことを「教えてくれる人」がいます。

    お互いの価値交換を自由に行える場所。
    遠いけど近い、そんな仲間がいる場所。

    そんな場所を作っていきましょう。

  • 勉強会用資料・
    イベント開催管理ができる

    終末期ケア上級専門士
    専用ページ

    終末期ケア上級専門士の方は、お勤めの病院の院内でも勉強会を開催していただくことができます。日本終末期ケア協会では勉強会用のスライド資料や原稿・動画資料を提供したり、イベント開催の管理ができる「終末期ケア上級専門士専用ページ」をご用意しています。

  • 「終末期ケア上級専門士」の
    学習内容

    試験の出題範囲は終末期ケア上級専門士協会認定の公式テキスト及び時事問題(協会HPのJTCAゼミ等)となります。

    終末期ケア上級専門士
    【公式テキスト】

    終末期ケアの組織運営・教育など、
    チームマネジメントにおける役割モデルを目指すことができます。

    1.病院における終末期ケア – 緩和ケア病棟の役割 –

    病院での看取りの推移

    緩和ケア病床(病棟)の推移

    緩和ケアとは

    緩和ケア外来の機能

    緩和ケア病棟とは

    緩和家病棟の特徴

    緩和ケアの実際

    地域連携室の役割

    地域の中での緩和ケアの役割

    2.病院における終末期ケア – 緩和ケアチームの役割 –

    緩和ケアチームとは

    緩和ケアチーム数の推移

    緩和ケアチームの役割

    緩和ケアチームにおける薬剤師の役割

    薬剤指導の意義

    薬剤師と他職種の連携

    事例

    3.在宅における終末期ケア

    在宅医療の状況

    訪問診療とは

    在宅における終末期の治療

    終末期における訪問看護の役割

    終末期における訪問リハビリテーションの役割

    終末期における薬剤師の役割

    在宅医療を支えるチーム医療

    4.高齢者施設における終末期ケア

    はじめに

    高齢者介護施設における看取りの背景

    高齢者介護施設とは

    高齢者介護施設における看取りの在り方

    看取りの体制づくり

    看取りのプロセス

    看取り期の日々のケアの在り方

    疼痛緩和

    心理社会的ケア・スピリチュアルケア

    看取りにおける家族ケア

    高齢者介護施設における看取りの課題と対応

    最後に

    5.AYA 世代がん患者へのケア

    AYA世代病棟とはAYA世代特有の苦悩とは

    AYA世代への支援のポイント

    事例

    6.こどもホスピスにおけるケア

    こどもホスピスの推移

    小児がんの患者数・死亡数

    こどもホスピスの設立目的と社会的意義

    こどもホスピスの特徴

    こどもホスピスに携わる職種と役割

    こどもホスピスで行われるケア

    こどもホスピスで行われることの多い医療的処置

    小児緩和ケアの社会的課題

    夢企画について

    最後に

    7.救急・集中治療部における終末期ケア – 現状と課題 –

    救急・集中治療部における終末期ケアの現状と課題

    救急・集中治療部での意思決定支援を含めた終末期ケア

    救急外来・集中治療部の現場での意思決定支援

    求められる救急・集中治療部での終末期ケア

    日本人の死生観と救急・集中治療部での終末期

    最後に

    8.救急・集中治療部における終末期ケア – 緩和ケアの視点から –

    はじめに

    世界ではどんな研究がなされてきたか

    救急現場に関わる医療、介護者に求められるもの

    最後に

    9.産科における看取りケア

    はじめに

    統計から見る産科における死

    日本における出産場所の変化とニーズの変化

    産科の持つイメージのギャップ

    産科における死の実際

    胎児が亡くなった時

    児と両親へのケアの実際

    いのちの教育

    いのちを守る取り組み

    最後に

    第1章
    終末期ケアの多様性

    1.死生学

    死生学とは

    日本における死生観の変遷

    宗教と医療のかかわり

    死を考えることの意義 最後に

    2.喪失学

    はじめに

    喪失とは何か

    喪失の諸相

    喪失がもたらす影響

    喪失に向き合う

    援助者自身の喪失とそのケア

    最後に

    3.哲学とは何か – 哲学を医療に役立てる –

    はじめに

    哲学と科学

    事実をめぐる対立

    欲望–関心相関性の原理

    信念対立の克服

    本質観取

    本質観取の手順

    5つの観点

    最後に

    4.教育学 – 教育の学問的英知 –

    はじめに

    哲学部門

    〈自由〉に生きるための〈教養=力能〉とは何か?

    学びの個別化・協同化・プロジェクト化の融合

    〈相互承認〉の感度を育む

    最後に

    5.心理学

    はじめに

    科学としての心理学が確立するまでの歴史

    終末期ケアに関連する心理学分野

    カウンセリングと心理療法の基礎理論

    全人的アプローチについて:生物・心理・社会モデル

    ストレスの心身への影響

    トラウマとは何か

    医療・介護現場でできる対処法

    終末期ケアにおける心理学の役割

    6.行動経済学 – 終末期ケアに携わる医療・介護従事者に必要なこと –

    はじめに

    医療現場における意思決定と行動経済学

    プロスペクト理論

    参照点としての死に関する価値観

    最後に

    7.法学

    働き方改革について

    労働時間法制の全体像

    労働時間とは

    勤務間インターバル制度

    労働時間把握義務

    副業・兼業と労働時間

    法的観点から見た安楽死と尊厳死

    「安楽死」の適法性について

    尊厳死(治療行為の中止)の適法性について

    8.脳科学 – モチベーションを科学する –

    脳科学とはどんな学問か

    性格とはなにか?

    アイデンティティとはなにか?

    集団が持つ性格やアイデンティティ

    モチベーションとは

    モチベーション・マネジメント

    燃え尽き症候群とその対策

    組織運営に脳科学を役立てるには

    9.経営学

    はじめに

    経営理念

    組織とヒト

    モチベーション

    リーダーシップ

    最後に

    10.デザイン学

    デザインとは

    デザインの流れ

    プレゼンテーションのデザインとは

    話の組み立て方

    見た目を整える8つの法則

    身の回りのデザインに興味をもとう

    伝わらないを伝わるに変える

    最後に

    第2章
    他学問から学ぶ、ケアの本質と組織マネジメント

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