“腸”の専門家に聞く!!「知っているようで知らない便秘のはなし」【学びLabo】
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終末期ケア専門士の皆さん、こんにちは
3月21日、学びLabo “腸”の専門家に聞く!!「知っているようで知らない便秘のはなし」が開催されました!
講師
稲美中央病院 消化器センター
三浦昂先生
終末期のステージでも、便秘ケアはとっても重要。だけど案外、便秘って何なのか、便秘のトピックスは?改めて勉強する機会は決して多くはありません。
「便秘ってなんだろう?」
「支援者としてできることは?」
最近あらためて注目されている“便秘”について、一緒に学んでいきましょう!
便秘とは
前半は以下について講義していただきました。
便秘ってなんだろう?
便秘が身体に及ぼす影響
便秘が生活の質に及ぼす影響
危ない便秘をキャッチ!
便秘の主な原因は?
便秘改善にむけて
後半は以下について講義していただきました。
まずはバナナ便を目指すことが重要!
便秘薬の違いを制してケアに活かす!
生活習慣で便秘を改善する!
まとめ
- 病院であっても施設であっても、まずはバナナ便であるかどうかの観察を行う。
- 単に〇日間排便がないということだけでなく、食事量、腸の動きやおなかの張りも統合した観察して緊急性の指標にする。
- 便は出ないより、出た方が医療者は“安心感”を感じる。専門職はそんな安心感に左右されやすいことを自覚して、客観的な評価をしよう!
参加した皆さまの感想
Aさん
どうしても他の大きな疾患に注目しがちでしたが「たかが便秘」「されど便秘」で決して軽視してはならない症状だということが分かりました。ありがとうございました。
Bさん
患者さんから自分たちも関係のある内容であり、観察のポイントから薬の内容まで幅広くて、とても分かりやすかったです。消化器外科につくことが多いので今後の診察介助につかせてもらうときにアドバイスができるなと思いました。
Cさん
老健勤務で特に自立支援業務にて利用者に関わっております。今日先生の講義を聴いて利用者様たちの排便の悩みに寄り添って考えるヒントをたくさんいただけました。
講師からのメッセージ
今日の講義で何か一つでも自分でできそうなことを見つけて、現場に活かせていただけるととてもうれしいです!
【終末期ケア専門士】について
終末期ケアを継続して学ぶ場は決して多くありません。
これからは医療・介護・多分野で『最後まで生きる』を支援する取り組みが必要です。
時代によって変化していく終末期ケア。その中で、変わるものと変わらないもの。終末期ケアにこそ、継続した学びが不可欠です。
「終末期ケア専門士」は臨床ケアにおけるスペシャリストです。
エビデンスに基づいた終末期ケアを学び、全人的ケアの担い手として、臨床での活躍が期待される専門士を目指します。
終末期ケア、緩和ケアのスキルアップを考えている方は、ぜひ受験をご検討ください。