セミナーQ&A連載 呼吸ケア・終末期・判断に迷う場面の考え方
- 目次
はじめに
本ページでは、日本終末期ケア協会主催オンラインセミナー「学びLabo」
に実際に寄せられた質問と、それに対して
理学療法士・秋保光利先生 より後日あらためていただいた回答を、
内容を変更せず、そのまま掲載しています。
呼吸ケアや終末期の関わり、急変時の判断や多職種連携など、
日常の臨床で
「どう考えればよいのか迷いやすい」
テーマについての質疑応答が中心です。
本連載は、何かを推奨したり、正解を示したりすることを目的としたものではありません。
現場で判断に迷ったときに、
「こういう考え方もある」
という一つの視点として共有するための記録です。
この連載について
・セミナーで寄せられた 16の質問 をもとにしています
・回答はすべて、講演後に 秋保光利先生が整理してくださった内容です
・編集・要約・解釈は加えず、質疑応答の形をそのまま掲載しています
・テーマごとに整理し、全8回の連載としています
すべてを通して読む必要はありません。
ご自身の関心や、臨床で必要になったタイミングで、該当する回だけをご覧ください。
回答者について
東京医療学院大学 保健医療学部 リハビリテーション学科
基礎教員 准教授
秋保 光利 先生

認定理学療法士(呼吸)
病院および訪問リハビリテーションなどの臨床の場で、
急性期から終末期に至る呼吸器疾患患者のケアに従事。
難しいと感じる人が多い呼吸器疾患のケアについて、
臨床と教育の両面から指導を行っている。
著書
・『患者さんのための肺がんガイドブック(Web版)』(共著)
・『極める循環器理学療法』(共著) ほか
連載一覧
第1回
呼吸リハビリの基本と多職種での関わり
(看護師を含む医療職が関われる呼吸リハビリ/冷水含嗽・発声)
第2回
終末期で痰が絡み、出せないときの対応
(ベッド上でのケア/家族にできる関わり)
第3回
SpO₂は保たれているのに「苦しい」と訴える理由
(数値だけでは判断できない呼吸困難)
第4回
COPD末期における不安・パニックへの対応
(パニックコントロール/離床への恐怖)
第5回
誤嚥性肺炎を繰り返し、痰が詰まるときの考え方
(判断が難しいケース/やってはいけないこと)
第6回
急変時に多職種でどう判断を共有するか
(意思決定/ACP/多職種連携)
第7回
エアスタッキングの考え方と実施時の注意点
(咳嗽力を補う方法/適応とリスク)
第8回
終末期におけるリラクゼーションと安楽ケア
(「正しいか分からない」ケアとの向き合い方)
おわりに
臨床の現場では、「これが正解」と言い切れない判断を迫られる場面が多くあります。
本連載で紹介しているのは、
そうした場面に対して、どのように考え、どのような言葉を選んでいるか、その記録です。
必要なときに、必要な回だけ、参照していただければと思います。
注記
本連載は、セミナーにおいて寄せられた質問に対し、
理学療法士・秋保光利先生が後日あらためて回答してくださった内容を、
内容を変更せず掲載しています。
【終末期ケア専門士】について

終末期ケアを継続して学ぶ場は決して多くありません。
これからは医療・介護・多分野で『最後まで生きる』を支援する取り組みが必要です。
時代によって変化していく終末期ケア。その中で、変わるものと変わらないもの。終末期ケアにこそ、継続した学びが不可欠です。
「終末期ケア専門士」は臨床ケアにおけるスペシャリストです。
エビデンスに基づいた終末期ケアを学び、全人的ケアの担い手として、臨床での活躍が期待される専門士を目指します。
終末期ケア、緩和ケアのスキルアップを考えている方は、ぜひ受験をご検討ください。