第5回JTCAセミナー「よいケアチームの作り方」を開催しました。

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第5回JTCAセミナー「よいケアチームの作り方」を開催しました。

協会情報

10月2日(土)10:00〜11:30、気持ちの良い快晴のもと、終末期ケア専門士約30名を対象に 「第5回JTCAセミナー」を開催いたしました。

講師としてお招きしたのは、新城拓也先生!
テーマは、「よいケアチームの作り方」についてです。

今回のセミナーは初の試みとして、『哲学対話』を用いて進行されました。

哲学対話とは、共に話すことを通して、共同で思考を広げ、深めていくものです。

ルールは、Ⓐよく聞く、Ⓑ自分の言葉で話す、Ⓒ人によって意見の大小をつけない、Ⓓ「ひとそれぞれ」で終わらし、考えることを放棄しない、の4つのみです。

 

今回のセミナーの具体的な流れは、以下の通りです。
参加者のリアルな体験や悩みから、キーワードを収集する
得られたキーワードから、よいケアチームについて深める

 

 

①参加者のリアルな体験や悩みから、キーワードを収集する

まずは、チームケアに関する体験や悩み集めです。

顔と声出しOKな約20名の専門士と新城先生がそれぞれの体験をもとに対話を深めていきます。

体験や悩みは、テーマに沿っていれば何でも大丈夫です。

成功例や失敗例、過去の問題や現在の悩みなど、今回のセミナーでは、さまざまな体験が出てきました。

体験を通して対話しているうちに、新城先生がどんどんキーワードを抽出してくれます。

職種も年齢も体験も多種多様ですが、体験を聞いているうちに共通点などが少し見えてきたような気がします。

 

 

②得られたキーワードから、よいケアチームについて深める

次は、得られたキーワードをもとに「よいケアチームについてこれだけはいえるのではないか」ということについて深めていきます。

決して、「ひとそれぞれだよね」と終わらしてはいけません。

 

今回のセミナーで得られたキーワードをご紹介します。

よいケアチームがよいケアをできるとは限らない。

カンファレンス:それぞれの役割分担を作っていく話し合い。重大な決定をする場所ではない。

よいケアチームは、自分と他人の役割がそれぞれ分かっている。

自分の役割が周りに決められてしまっている。

自分に求められている役割と、自分がこういたいという役割が違う場合に葛藤が生まれる。

チームの中に自分がいるという感覚。表明し合える場所がある。

みんな頑張ってたよね、の中に自分が含まれているのか。そういう実感があるか。

ケアの概念の違いが職種の中で違う。

役割がきっちり決められている方がいいチームなのか。

いいチームには守備範囲広めのひとがいることが多い。

気づきを表出する場所がある。

よいケアチームとは、当事者に対するそれぞれの果たす役割をお互いが理解出来ていること。さらにその役割の隙間を自ずとフォローする人が現れること。

 

 

おわりに

いかがだったでしょうか。90分という短い時間ながら、とても充実した対話をすることができたと思います。

顔出しは少し恥ずかしい、話だけ聞いてみたいという方も大歓迎です。

日本終末期ケア協会では、講義形式はもちろんのこと、参加した人が自分の思いや悩みを話すことで、明日からのヒントを得られるようなイベントを開催しています。

今後もさまざまな角度や方法で学びの体験を作っていきたいと思いますので、終末期ケア専門士の皆様のご参加をお待ちしております。