在宅ケアに関わるすべての人へ、緊急セミナー開催!
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立春も過ぎ、なお寒さが残る2月15日
日本終末期ケア協会は、約300名の視聴者を対象に
オンライン上で「緊急セミナー」を開催いたしました。
講師としてお招きしたのは、しんじょう医院院長 新城拓也先生!
テーマは、「僕らに銃口が向く前に~見えない防弾チョッキを着ておこう~」です。
今回の緊急セミナーは、在宅医がご遺族によって
殺害されるという痛ましい事件をうけて、企画されました。
そして、少しでも多くの関心がある人にこの
セミナーが届くことを期待し、終末期ケア専門士ではない方にも
多く参加していただきました。
——–セミナーの流れは、以下の通りです。——–
①毎日の仕事を無事に果たすための7つの心構え(約70分)
②在宅医療について深める対話 (約20分)
ケアする人がもつべき心構え-7つのキーワードとは-
まずは、新城先生に【毎日の仕事を無事に果たすための心構え】
について解説していただきました。
■心構えのキーワードとして、以下の7つが挙げられました。
・私生活を話さない
・相手に恥をかかせない
・毎日の出来事をただ聞く
・ロスタイム厳禁
・相手の課題を奪うな
・病院で浄化するもの
キーワードの解説中には、新城先生の体験談を聞くことが
でき長年在宅医として活躍されてきた
新城先生からしか聞くことのできない内容でしたよ!
先輩から後輩へ-ケアの道標を引き継ぐ-
キーワードの解説が終わると、いくつかの質問を交えながら
代表理事岩谷と新城先生で在宅医療について深めていきました。
在宅医療について深めていく中で、SNSと自分たちのケアとの
付き合い方や公人としての個人情報との付き合い方などの
お話を聞くこともできました。
おわりに
いかがだったでしょうか。
受講後のアンケートでは、
・先生がどのように在宅の患者さんと接していらっしゃるのかが目に浮かぶような講演でした。ありがとうございました。
・一つ一つのキーワードから新城先生が目の前にいる患者やその家族に対して真摯に歩み続けてこられた沢山の考えや思いが伝わってきました。
・先生が意識されていることと、自分が今まで意識していたことが重なり、私だけではなかったと少し自信がつきました。
といった意見や感想をいただきました。
日本終末期ケア協会では、講義形式はもちろんのこと
参加した人が自分の思いや悩みを話すことで
明日からのヒントを得られるようなイベントを開催しています。
今後もさまざまな角度や方法で学びの体験を
作っていきたいと思いますので
終末期ケア専門士の皆様のご参加をお待ちしております。