「家族」を支えるための法律|一般社団法人日本終末期ケア協会

「家族」を支えるための法律

2025.7.23 家族ケア

目次

家族が安心して暮らせる生活を守る砦となる法律。

法律というと難しいイメージがありますが、大切な家族のためにぜひ知っておきたいもの。そのごく一部をご紹介します。

結婚するということ-

「日本国憲法」第24条第1項

婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」する

昔は親同士が社会的地位の保持のために、本人たちの合意なしで結婚させる…といった許婚(いいなづけ)というものがありましたが、

現代ではあまり聞かれなくなりました。

育児を安心してできるように-

2012年「子ども・子育て支援法」の成立

子どもや子育てに必要な認定こども園などを通じた施設型給付、認定こども園制度の改善、地域に合わせた子ども・子育て支援の充実を図るように制定されています。

法によっても子育てがしやすいように守られています。

「障がい」が「弊害」とならないように-

2013年に「障害を理由とする解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)が成立しました。障がいがあるないに関係なく、ともに生きる社会を目指した法律です。障がいを理由としてサービスの提供の拒否や制限、条件づけなどの扱いは禁止されています。

私たちは気づかない間に多くの法律に守られています。

安心して家族が生活できる-それは法律のおかげでもあるのですね。

梶原洋生.家族を支援する法律. (一般社団法人 日本終末期ケア協会「家族ケア専門士」公式テキスト.2024.)から参照

【家族ケア専門士】について

家族ケア専門士」は、現代の家族観を理解し、患者と等しく家族を尊重する支援者です。

患者だけでなくその家族もケアの対象であることを認識し、家族へのケアの手法や事例を学びます。また、第三者として、家族とのより良い関わり方を考える場を生み出していきます。

家族のかたちが様々であれば、ケアの手法も様々です。病期や疾患ごとの家族ケアをケースに応じて学び、より良い家族支援を模索しましょう。

家族ケア専門士公式テキスト

家族ケア専門士では、社会学や心理学、看護学などの視点から、現代の家族の在り方を捉えなおすことができます。

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