「家族」を支えるための法律

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家族が安心して暮らせる生活を守る砦となる法律。
法律というと難しいイメージがありますが、大切な家族のためにぜひ知っておきたいもの。そのごく一部をご紹介します。

結婚するということ-
「日本国憲法」第24条第1項
「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」する
昔は親同士が社会的地位の保持のために、本人たちの合意なしで結婚させる…といった許婚(いいなづけ)というものがありましたが、
現代ではあまり聞かれなくなりました。
育児を安心してできるように-
2012年「子ども・子育て支援法」の成立
子どもや子育てに必要な認定こども園などを通じた施設型給付、認定こども園制度の改善、地域に合わせた子ども・子育て支援の充実を図るように制定されています。
法によっても子育てがしやすいように守られています。

「障がい」が「弊害」とならないように-
2013年に「障害を理由とする解消の推進に関する法律」(障害者差別解消法)が成立しました。障がいがあるないに関係なく、ともに生きる社会を目指した法律です。障がいを理由としてサービスの提供の拒否や制限、条件づけなどの扱いは禁止されています。
私たちは気づかない間に多くの法律に守られています。
安心して家族が生活できる-それは法律のおかげでもあるのですね。
梶原洋生.家族を支援する法律. (一般社団法人 日本終末期ケア協会「家族ケア専門士」公式テキスト.2024.)から参照
【家族ケア専門士】について
「家族ケア専門士」は、現代の家族観を理解し、患者と等しく家族を尊重する支援者です。
患者だけでなくその家族もケアの対象であることを認識し、家族へのケアの手法や事例を学びます。また、第三者として、家族とのより良い関わり方を考える場を生み出していきます。
家族のかたちが様々であれば、ケアの手法も様々です。病期や疾患ごとの家族ケアをケースに応じて学び、より良い家族支援を模索しましょう。