慢性腎臓病の緩和ケアについてセミナーを開催しました!
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2023年6月23日
【学びLabo】慢性腎臓病の緩和ケアを開催いたしました!
講師
たけお内科クリニック からだと心の診療所院長
大武 陽一先生
企画・進行
日本終末期ケア協会アドバイザー
慢性疾患看護専門看護師
三橋 啓太先生
大武先生は、SNSやYouTubeなど様々な媒体で発信されております。大武先生の心地よいペースでお話が始まりました。
前半講義をのぞき見!
前半講義は、以下のような流れで進みました!
①腎臓の働きを理解する!腎臓は縁の下の力持ち!
チャットで参加者の皆さんとやりとりしながら、講義は進みました。まさにみなさん参加型!腎臓の働きってじつはたくさんあって、縁の下の力持ち的存在なんですね!!
②尿毒症ってどんな症状?
じつは、CKDの多くの人は症状が出ないんですね。進行すると「息苦しさ」「むくみ」などの症状も出てきます。
③腎代替療法とは?
身体的要因だけでなく、多くの要素を考えながら治療を決めていきます。
後半講義をのぞき見!
後半講義は、以下のような流れで進みました!
①医療現場における意思決定について
②トレンド『保存的腎臓療法:CKM』ってなに?
③緩和ケア視点のACP!光と影があるので、日本にあったACPを考えていかなければいけない
④事例検討
⑤慢性疾患は、急性増悪で回復しうるかどうか、予測が難しい
⑥コミュニケーションはスキルである。コミュニケーションを通してその人となりを知ることが大切
今後も腎不全ケアについて学びを深める機会を作っていきますので、ぜひご参加くださいね!
おわりに
受講後のアンケートでは、
・保存的腎臓療法、SDM、CKM、多くのキーワードが印象に残りました。
・腎臓病と緩和ケアについて、先生からこうして生の声を聴きながら講義を受けられる事が何より嬉しいです。
・透析患者さんへのACPに関して透析室と居宅も情報共有しながら取り組んでいこうと動き始めたところでしたのでとても参考となるお話でした
といった感想をいただきました。
日本終末期ケア協会では、講義形式はもちろんのこと参加した人が自分の思いや悩みを話すことで明日へのヒントを得られるようなイベントを開催しています。
今後もさまざまな角度や方法から学びの体験を作っていきたいと思います。
終末期ケア専門士の皆さまのご参加をお待ちしております。
【終末期ケア専門士】について
終末期ケアを継続して学ぶ場は決して多くありません。
これからは医療・介護・多分野で『最後まで生きる』を支援する取り組みが必要です。
時代によって変化していく終末期ケア。その中で、変わるものと変わらないもの。終末期ケアにこそ、継続した学びが不可欠です。
「終末期ケア専門士」は臨床ケアにおけるスペシャリストです。
エビデンスに基づいた終末期ケアを学び、全人的ケアの担い手として、臨床での活躍が期待される専門士を目指します。
終末期ケア、緩和ケアのスキルアップを考えている方は、ぜひ受験をご検討ください。