家族支援をアップデート!~いまを生きるイロトリドリな家族のカタチ~ JTCAセミナーを開催しました!|一般社団法人日本終末期ケア協会

家族支援をアップデート!~いまを生きるイロトリドリな家族のカタチ~ JTCAセミナーを開催しました!

2022.4.27 イベント

目次

2022年4月10日

 

日本終末期ケア協会は、
終末期ケア専門士約150名を
対象にZoomを使用した
オンライン上で
「第11回JTCAセミナー」
を開催いたしました。

 

講師としてお招きしたのは、
日本赤十字社愛知医療センター
名古屋第一病院
家族支援専門看護師
中村剛士先生❕

 

JTCAセミナーには、初登壇です👏

 

テーマは、
家族支援をアップデート!
~いまを生きるイロトリドリな家族のカタチ~

です。

 

——セミナーの流れは、以下の通りです。——

①中村先生による前半の講義 (約15分)
②グループワーク      (約20分)
③中村先生による後半の講義 (約25分)
④質疑応答         (約25分)

 

家族ってなんだろう・家族の特性や捉え方とは?

まずは家族のイメージ💭
家族の特性や捉え方について
前半の講義をしていただきました。

 

講義で挙げられた内容は、

 

 

▪「良い家族」を思い浮かべがち。関係性の良くない家族など、さまざまな家族がある

▪家族の一員の変化は家族全体の変化へと広がっている

▪家族一人ひとりで考えるのではなく、協力体制を整えると、より良いケアの体制となる

▪家族の一員に何かあった場合、家族自ら行動し、解決しようとする

▪家族の一員に起こった問題は、他の一員にも影響を及ぼしてしまう

▪家族一人ひとりには「教える」、「教わる」などの役割(階層性)がある

 

 

の6点です。

 

家族には、さまざまな特性があるんですね✨

あなたが思う家族のイメージと比べてどうでしたか?

 

あなたにとって家族とは誰なのか? グループワークで話し合いました!

ここでは、前半の講義で考えた
家族のイメージを膨らませて、

「あなたにとって家族とは誰なのか?」について
グループワークで話し合っていただきました❗

 

「なぜその人は家族なのか?」
「家族に求めるものはなにか?」
「家族がいると幸せなのか?」

などの皆さんが考える
家族のイメージを共有できましたね✨

 

家族はイロトリドリ・なぜ家族支援が必要なのか?

グループワーク後は、後半の講義です!

家族はイロトリドリ
なぜ家族支援が必要なのか?🤔
について講義していただきました。

 

まとめとして押さえておきたい内容をご紹介します。

 


▪家族は小規模化しているが、多様化は進んでいる

▪在宅医療が広がっている一方で、家族にはさまざまな問題がある

▪家族への健康に対する援助や新しい関係を築く援助などを行い、家族一人ひとりに目を向ける必要がある 

 

 

現代の家族はイロトリドリであることや
家族支援の大切さについて分かりましたね❕

 

質疑応答

講義終了後には、質疑応答の時間を設けています。

 

 

 

 

今回のJTCAセミナーでは、
非常に多くの質問や感想が寄せられました❗

 

専門士の皆様と講師の間で
様々な意見の共有ができました🎵

 

おわりに

いかがだったでしょうか❓

 

受講後のアンケートでは、

 

 

それぞれ家族との関係性は違うことを認識する必要がある
と改めて感じました。
自分の価値観を押し付けることなく患者さんに寄り添うよう心がけます。

 

家族支援について家族の価値観も知ることが大切であること、
また冷たく感じる家族にもそれぞれの考えがある事、
客観的に見ることが大切であることを学びました。

 

家族看護の重要性を再認識しました。
家族の在り方は人それぞれであり、
それをあるがままに受け入れることの大切さを学びました。

 

 

といった意見や感想をいただきました❕

 

日本終末期ケア協会では、講義形式はもちろんのこと
参加した人が自分の思いや悩みを話すことで、
明日へのヒントを得られるような
イベントを開催しています😊

 

今後もさまざまな角度や方法で
学びの体験を作っていきたいと思いますので、
終末期ケア専門士の皆様のご参加をお待ちしております💪

 

【終末期ケア専門士】について

「終末期ケア」はもっと自由になれる|日本終末期ケア協会

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時代によって変化していく終末期ケア。その中で、変わるものと変わらないもの。終末期ケアにこそ、継続した学びが不可欠です。

 

「終末期ケア専門士」は臨床ケアにおけるスペシャリストです。

エビデンスに基づいた終末期ケアを学び、全人的ケアの担い手として、臨床での活躍が期待される専門士を目指します。

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