看取りの立ち振る舞い|一般社団法人日本終末期ケア協会

看取りの立ち振る舞い

2020.6.4 JTCAゼミ

目次

医師向けの看取りの立ち振る舞いに関するビデオ学習教材です。
緩和ケア病棟でも、夜勤帯は主治医ではなく当直医による死亡確認をしていました。
正直、死亡確認時の医師の立ち振る舞いは医師による差が大きかったです。
看護師に経過を確認したり、カルテで経過の情報をとる医師のほうが少なかった印象があります。
それは、医師の年齢や経験による差ではありません。
若い医師でも寄り添った死亡確認ができる方もおられたし、ベテランでも残念な死亡確認の立ち振る舞いをされる方もおられました。
緩和ケア病棟で温かい看取りの経過を辿られた家族に対し、経過も把握せずに、『我々の力が及ばず申し訳ありませんでした』といわれた医師もいました。
死亡確認のときには、その医師の人柄、人となりがみえるものだとおもいます。


わたしが勤務していた緩和ケア病棟では、医師が死亡確認に行く際に、【ペンライト、腕時計、聴診器】を準備していました。看護師が医師に持っているか確認し、持っていない場合は渡していました。
死亡確認時はどんな医師でも緊張するものだとおもいます。看護師はその点も理解し医師のフォローも必要だとおもいます。
これは新人の医師向けのビデオだそうですが、すべての医師と看護師が看取りの立ち振る舞いについて振り返る機会になるといいですね。


看取りの立ち振る舞いに関するビデオ学習scene2